【名称/学名/種別】
ティランジア・ストレプトフィラ/Tillandsia streptophylla

【サイズ】
Mサイズ：径12-15cm、高さ10-12cm程度。※多少の個体差はございます。

【エアプランツとは】
土も鉢も要らないエアプランツはパイナップル科チランジア属の植物です。パイナップルの仲間なんですね。
他の樹木などに着生して成長するものが多く、水分は主に雨や霧などで濡れた葉から吸収して育ちます。
土に根を張らずに空中で成長するように見えることから、エアプランツ（Air Plants)と呼ばれるようになりました。

【品種】
くるくると強く巻いた葉が特徴の壺型の品種です。
乾燥気味に育てるとカールが強くなり、水を多めに育てると葉がストレートになってきます。
直径30cm程度まで成長します。

【水やりについて】
自生地では降雨や霧などによって十分な水分を得ています。そのため、ご自宅でも水やりの時には全体が完全に濡れるまでたっぷりと与えてください。
通常の水やリは、週に2〜3回を目安に霧吹きで与えます。空調などで乾燥する場所では毎日の水やりが必要な場合もあるので、植物の状態を良く観察して適切な頻度で与えてください。
葉の先が茶色く変色してきたり、葉にしわが増えてくると水が足りていないサインです。
水やりの頻度が多いとくるくるとカールしていた葉がピンと伸びて弧を描くような形状になってきます。カールした葉がお好みの場合は多少水やりを控えたりと、お好みによって形を楽しむこともできます。
水やり後には風通しの良い場所でゆっくりと自然乾燥させると、植物の呼吸を助け元気に育ちます。
キセログラフィカは中心の株元に水が溜まったまま長時間放置すると、そこから腐って死んでしまうことがあるので、室内で風通しの良くない場所では水が溜まらないように注意してください。※屋外では管理する場合は風通しが十分あるため腐ることは少ないです。

【温度について】
生育に適した温度は10〜30度です。夏に30度を超える場合は涼しい場所に移動させてください。
5度程度まで寒さに耐えますが、できるだけ10度以上を保つようにしてください。春から秋までは屋外で管理するのもおすすめです。

【置き場所について】
明るい場所で管理してください。窓際ならレース越しに日が当たる程度で大丈夫です。屋外では木陰などが最適です。直射日光が当たり続ける場所では乾燥に注意してください。
※屋外では冬期に10度を下回るようになったら室内に移動させてください。

【風通しについて】
風の流れはとても重要です。強風でなく空気が動いていれば大丈夫です。特に室内で管理する場合は空気が籠もらないように注意してください。
エアコンの風が当たる場合は乾燥に十分注意をしてください。

【備考】
エアプランツはSサイズの小さいものでも実生（みしょう）からだと10年近く経っており、その間に様々な出来事があります。10年もの間、全ての葉が完璧にキズ一つ無く育つことは皆無と言っても良いでしょう。
葉が途中で切れているもの、キズが入っているもの、葉が折れているもの、葉先が枯れていたりなど、生き物なので多少はございます。
例えば、一部の葉が途中でカットされているものもあります。当店のエアプランツは中米のグァテマラからのものが多いですが、現地生産者が生産の際に枯れた一部をカットする場合もあれば、日本の輸入・生産者が国内で順化の際にカットすることもあります。また、当社へ到着した際に見苦しい部分をトリミングすることもあります。
枯れた部分や傷は、取り除いてもまた新しい葉が生えてくるのでご安心ください。

このように、人の個性と同様に、エアプランツにも個性があります。
できる限り最高のエアプランツをお届けできるよう心がけておりますが、画像と異なる場合もございます。
少し「イメージと違うかも？」と感じた時も、“ひとつの出会い”ととらえて、大切に育てていただけますと幸いです。